1. スポーツとドーピング
2. ドーピング検査とは?
3. ドーピング検査の結果
4. 再分析手順とその結果
5. 制裁について
6. 結果に不満がある場合
7. 大切な日常生活
8. TUEについて
9. ドーピング検査Q&A

 NPB医事委員会の見解
 違反に対する制裁の通知等
【ダウンロード】
TUE申請書
吸入ベータ2作用薬使用
 に関する情報提供書
規程・実施要項など
1.スポーツとドーピング ドーピングが禁止される理由
(4)スポーツそのものをだめにする
 2003年3月に「世界アンチ・ドーピング規程」が制定されました。これは、これまで以上にアンチ・ドーピング運動を強化・推進しようというもので、スポーツという1つの分野のみの話ではなく、世界各国政府がアンチ・ドーピングに強い姿勢を示したものといえます。
 そこでは、「ドーピングがスポーツ固有の価値を損なうから禁止すべきである」とされています。
 むずかしい表現ですが、人々はスポーツをしたり、みたりすることで、感動や達成感、一体感、爽快感などを得ます。また、スポーツには、フェアプレー、誠実さ、一生懸命、努力、ルール・相手・審判の尊重、勇気、リーダーシップ、協調性など、人として望ましい要素が多く含まれています。それが、大きな意味でのスポーツのよさです。 (4)スポーツそのものをだめにする プロ野球が、このような問題のあるドーピングを放置すれば、結局はプロ野球の価値を損ねることになるのです。優れたプレーに拍手し、感動する観客が、その選手がドーピングをしていたとなると、もうプロ野球はおろか、スポーツから目をそむけることになりかねません。
 これが「ドーピングがスポーツ固有の価値を損なう」という意味なのです。
Anti-Doping Column
ドーピングの定義
 「ドーピング」は一般的には、薬やその他不正な方法を用いて競技力向上をはかることですが、それではあいまいで、取り締まることができません。そこで、NPBアンチ・ドーピング規程では、ドーピングの定義として、次のように述べられています。
 『本規程においてドーピングとは、世界アンチ・ドーピング機構(以下「WADA」という)の定めた「世界アンチ・ドーピング規程」に従い、「アンチ・ドーピング規程違反」が発生することをいう』
 つまり、WADAで定めた禁止表に書かれた「禁止物質」「禁止方法」を用いた場合、アンチ・ドーピング規程違反となります。検査の方法については、「2.ドーピング検査とは?(検査の手順)」を参照してください。また、「アンチ・ドーピング規程違反」となった場合は、ペナルティ(制裁・せいさい)がかされますが、ドーピング検査で禁止薬物が検出された場合のみならず、検査を拒否したり、禁止物質を所持あるいはドーピングを手助けしても「アンチ・ドーピング規程違反」となり、ペナルティがかされますので、注意してください(制裁については、「5.制裁について」を参照)。
NPB Anti-Doping Guide 2012
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