プロ野球では2002年から野球規則(以下ルールと表現します)に定められている通りのストライクゾーンを採用するようになりました。
これは、それまで採用していたストライクゾーン特に高目に関して、ルールに定められている高さより低くなってしまったのを是正するために行なったものです。
なぜストライクゾーンが低くなってしまったのかについては、
| (1) | 日米の野球交流が盛んになり、米国で用いているゾーンの影響を受けた。 |
| (2) | ルールでストライクゾーンの低目が広くなり、球審が低目に焦点を合せるために姿勢が低くなったためにストライクゾーンが下がった。 |
などいくつかの原因があったと思われます。
この長い年月の間にルールと実際との間にはっきりとした差が生じたので、本来のルール通りのストライクゾーンに戻したのです。
ストライクゾーンをルール通り採用した1年目の2002年は、その判定に対して打者が不満そうな態度を示すことがしばしばありました。これは審判員、選手ともに未知の世界に遭遇したようなものでしたから新しい試みを実行する上では致し方ないことだったのかもしれません。
実施1年目の体験から両リーグ審判員は、ルール通りでしかも選手が納得できるストライクゾーンをつくるべく検討し、全審判員が一堂に会して再確認の上2003年度シーズンに臨みました。
その結果、2003年度シーズンは攻撃側、守備側双方とも納得のいくストライクゾーンで終始することができました。
余談ですがSTRIKEとは「打つ」ということです。打者が正しいフォームで打撃できる範囲がストライクであるということから、理想とするストライクゾーンに近付いたのではないでしょうか。
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